棘上筋の筋力チェック
実施方法
(写真1)
①患者は患側上肢を15~20°外転し、わずかに屈曲させます。このとき肩関節は最大限に内旋(サムダウン)させます。
②術者は患側上肢の肩の上に手を置き、もう一方の手で患側の手関節に手を添えます。(写真1参照)
(写真2)
③体幹に近づけるようにゆっくり圧を加えます。(写真2参照)
ワンポイント
テストする棘上筋の反対側の肩を固定する方法もありますが、棘上筋の収縮を確認することが可能なため同側の肩を固定することをお勧めします。
このテストは三角筋が活性化するので(協同筋)腕を20°以上、上げないことが重要です。
論考
この検査を左右両方で実施します。
弱いと感じた側の棘上筋が弱化している可能性があります。
神経リンパ反射
- 肩関節の内側から肩前面下への線上、前部三角筋と大胸筋の間、前部三角筋の先端少し下のくぼみ
- 首近くの後頭部縁上、環椎の左右4cm
臓器・腺
脳