目次
腰腸肋筋の作用と役割(起始停止・神経支配・筋トレメニューなどを徹底解剖)
腰腸肋筋(ようちょうろくきん)とは脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)を構成している腸肋筋群(ちょうろくきんぐん)の中で下部に位置する筋肉です。
腰腸肋筋は主に体幹をそらせたり、体幹を側屈させる作用があります。
英語名称
iliocostalis lumborum muscle (イリオコスタリス・ランボーラム・マッスル)
腰腸肋筋の解説
腰腸肋筋(ようちょうろくきん)は脊柱起立筋を構成している腸肋筋群の中で下部に位置する筋肉です。
腸骨稜の外唇、仙骨、胸腰筋膜から起始し、第6~12肋骨の後面へと停止しています。
腰腸肋筋は主に腰椎を反らす働き(体幹の伸展動作)があり、体幹を側屈させる作用もあります。
腰腸肋筋は脊柱の外側に位置するため、体幹の側屈の作用が比較的強く働きます。
起始
腸骨稜の外唇、仙骨、胸腰筋膜
停止
第6~12肋骨の後面
腰腸肋筋の主な働き
腰腸肋筋を支配する神経
脊髄神経の後枝(C4~L3)
日常生活動作
姿勢保持だけでなく、かがんだ姿勢から上体を起こす動作に関与します。
スポーツ動作
あらゆるスポーツ動作に関与し、上半身を安定させる働きに大きく貢献します。
代表的なウエイトトレーニングとストレッチ
その他の腹部・腰部の筋肉
【腹直筋・腹斜筋群(外腹斜筋・内腹斜筋)・腸腰筋(腸骨筋・大腰筋・小腰筋)・腹横筋・腰方形筋・脊柱起立筋(胸腸肋筋・胸最長筋・胸棘筋・多裂筋)・横隔膜・下後鋸筋・骨盤底筋群】