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腹斜筋群の作用と役割(起始停止・神経支配・筋トレメニューなどを徹底解剖)
腹斜筋群(ふくしゃきんぐん)とは側腹部の表層部にある筋肉群で外腹斜筋(がいふくしゃきん)と内腹斜筋は(ないふくしゃきん)とで構成されています。
内腹斜筋は腹部の深層にあり、外腹斜筋は腹部の表層にあります。
腹斜筋群は主に体幹部の回旋動作、屈曲、側屈動作に関与しています。
英語名称
abdominal oblique muscle (アブドミナル・オブリーグ・マッスル)
腹斜筋群の解説
腹斜筋群(ふくしゃきんぐん)は外腹斜筋(がいふくしゃきん)、内腹斜筋(ないふくしゃきん)で構成され、表層部は外腹斜筋、深層部には内腹斜筋が存在します。
腹斜筋群は運動動作においては主に体幹部の回旋動作、屈曲、側屈に関与します。
左右両側の筋肉が同時に作用した場合は腹直筋と共に体幹部の屈曲動作に関与します。例えば、両手を頭の後ろで組んで腹筋運動をするとき、左肘が右膝にタッチ(右回旋)するようなときは左の外腹斜筋と右の内腹斜筋が非常に強く収縮されます。
逆に腰を左に回旋させながら行えば、右の外腹斜筋と左の内腹斜筋をより鍛えることができます。
また、腹斜筋群は腹直筋や腹横筋、腰方形筋らと共に腹圧や排便を助けたり、内臓の位置の安定にも関わるとても重要な役割を果たしている筋肉です。
各筋肉の詳細につきましては下記からご確認ください。
腹斜筋群の主な働き
腹斜筋群を支配する神経
肋間神経(T5~T12)、腸骨下腹神経(L1)、腸骨鼠径神経(L1)
日常生活動作
姿勢保持や身体を側屈、回旋させる作用を持ちます。また、胸郭を引き下げる作用もあるので息を吐く動作に関与します。
スポーツ動作
身体を捻るすべてのスポーツ動作に大きく貢献します。
関連する疾患
脊髄損傷、頸髄症性不全四肢麻痺、慢性腰痛など
代表的なウエイトトレーニングとストレッチ
その他の腹部・腰部の筋肉
【腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腸腰筋(腸骨筋・大腰筋・小腰筋)・腹横筋・腰方形筋・脊柱起立筋(胸腸肋筋・腰腸肋筋・胸最長筋・胸棘筋・多裂筋)・横隔膜・下後鋸筋・骨盤底筋群】