足底筋の作用と役割(起始停止・神経支配・筋トレメニューなどを徹底解剖)
足底筋(そくていきん)とは下腿三頭筋(かたいさんとうきん)の深層部に走行する細長い筋肉です。
足底筋は膝関節の屈曲、足関節の底屈に関与する筋肉です。
英語名称
plantaris muscle (プランタリス・マッスル)
足底筋の解説
足底筋(そくていきん)は下腿三頭筋の深層部に走行する細長い筋肉です。
足底筋は大腿骨の外側上顆から起始し、踵骨腱(アキレス腱の内側深部)の内側縁に停止します。
足底筋の腱は靭帯の中では最長で、また腓腹筋と同じ二関節筋です。
作用も腓腹筋と同じで、膝関節の屈曲、足関節の底屈に関与しますが、筋腹がとても小さいために腓腹筋と比較するとあまり大きな力を発揮することはできません。
あくまでも足底筋は下腿三頭筋の働きを助ける役割を果たしている筋肉です。
起始
大腿骨の外側上顆
停止
踵骨(しょうこつ)腱(アキレス腱の内側深部)
足底筋の主な働き
足底筋を支配する神経
脛骨(けいこつ)神経(S1~S2)
日常生活動作
背伸びをする動作などに関与しますが腓腹筋の貢献度よりは劣ります。
スポーツ動作
陸上のほとんどのスポーツ動作で補助的に動作します。
関連する疾患
足底筋膜炎、ハイアーチなど
【下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)・前脛骨筋・後脛骨筋・腓骨筋群(長腓骨筋・短腓骨筋・第三腓骨筋)・長母趾屈筋・長趾屈筋・長母趾伸筋・長趾伸筋】