• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
短腓骨筋

短腓骨筋
peroneus brevis muscle

短腓骨筋(たんひこつきん)とは長腓骨筋(ちょうひこつきん)に覆われている筋肉です。
短腓骨筋は足裏を外側に向ける動きの主力筋で、長腓骨筋とともに足首を伸ばす働きも補助します。

midashi英語名称

peroneus brevis muscle (ペロネァス・ブレヴィス・マッスル)

midashi短腓骨筋の解説

短腓骨筋(たんひこつきん)は長腓骨筋(ちょうひこつきん)、第三腓骨筋(だいさんひこつきん)と共に下腿の側面にある筋肉で主に足関節を外反させる作用を持ちます。(小指側を持ち上げる)
また、短腓骨筋は足関節底屈の補助筋としても機能しています。

短腓骨筋は腓骨外側面から起始し、外顆の後方を通り、第五中足骨粗面に停止しているため、外側縦足弓(がいそくじゅうそくきゅう)即ち、足裏の縦アーチ形成にも大きく貢献しています。

このように短腓骨筋は足底の筋群と共に十分に発達していないと足裏のアーチが崩れ、足関節が内反しやすくなってしまいます。
過去に足関節の内反捻挫を何度も繰り返している方は足関節外側側副靭帯(前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯)を損傷したり、また機能不全を起こしていることが考えられるので足首の内反捻挫を予防する上でも短腓骨筋は長腓骨筋と共に必ず鍛えなければならない部位だと言えます。
短腓骨筋は他の足底にある筋群とともにランニングやジャンプなどの動きで鍛えることができます。
また、短腓骨筋を鍛えるには長腓骨筋と同様の外反エクササイズを行うことで強化することができます。
この筋肉をストレッチするには膝屈曲位で他動的に足と足関節を極端な内反及び背屈位にすることで引き延ばすことができます。

midashi起始

腓骨外側面の遠位1/2

midashi停止

第五中足骨粗面(ちゅうそっこつそめん)

midashi短腓骨筋の主な働き

sokansetu ashikubi1
長腓骨筋と共に足関節を外反底屈させる作用を持っています。

midashi短腓骨筋を支配する神経

浅腓骨(せんひこつ)神経(L4~S1)

midashi日常生活動作

歩く走るといった日常動作に主に関与しますが、特に路上が不安定になっている場所ではこの筋肉の貢献度は更に高くなります。

midashiスポーツ動作

陸上のほとんどのスポーツ動作では特に重要な役割を果たしています。

midashi関連する疾患

腓骨筋腱脱臼(ひこつきんけんだっきゅう)、腓骨筋腱損傷(ひこつきんけんそんしょう)、腓骨筋腱鞘炎(ひこつきんけんしょうえん)、踵骨骨折(しょうこつこっせつ)、第5中足骨粗面裂離骨折、内反捻挫(ないはんねんざ)など

その他の下腿部の筋肉

下腿三頭筋(腓腹筋ヒラメ筋)・前脛骨筋後脛骨筋腓骨筋群(長腓骨筋第三腓骨筋)・足底筋長母趾屈筋長趾屈筋長母趾伸筋長趾伸筋

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly



全身の骨格筋

KindleBookになりました。

筋肉の基礎知識




ピックアップ記事

  1. オーバートレーニング

    オーバートレーニング症候群はスポーツ選手だけのもの?

    『オーバートレーニング症候群(以下、オーバートレーニング)』とは適切な運動強度、量、頻度を超えた状態…
  2. 伸張反射,居眠り

    伸張反射とは?筋紡錘は筋肉と神経をつなぐセンサー

    何かしらの原因で筋肉が急激に引き伸ばされてしまうと、筋肉を構成している筋線維や筋肉の表面を覆っている…
  3. 太ももの筋肉が大事!膝をまもるためにも大腿部前面を鍛えよう!

    二足歩行は人間の動作の中では最も基本的な動作です。 しかし、二足歩行ができる動物は人間の他には存在…
  4. あなたの筋肉量は足りてますか?(サルコぺニアとは)

    『サルコペニア』とは加齢になればなるほど全身の筋肉量や筋力が減ってしまう現象のことをいいます。 サ…
  5. 筋肉が肥大するメカニズム

    人間の身体には、ストレスが加わると、そのストレスに耐えられるように適応する能力が備わっています。 …
  6. 骨格筋の筋線維のタイプ

    私たち人間を初め、あらゆる生物が持つ筋組織は、筋線維(きんせんい)という非常に細い線維によって構成さ…
  7. 骨格筋の様々な収縮様式

    身体を構成する重要な組織である骨格筋(筋肉)は、その力強い動きを発揮する為に『筋収縮』という活動を行…
  8. 骨格筋の構造と筋収縮のしくみ

    [wc_row] [wc_column size="one-third" position="…
  9. 筋肉の種類や分類法

    筋肉はすべての活動の源となる組織で、筋線維(筋細胞)と呼ばれる細胞の束が多数集まって構成されています…
  10. 頚部の働きと役割(左回旋・右回旋)

    頚部の左回旋・右回旋とは 上半身に対し頭部を左右に捻る動作(水平面において)を回旋と呼びます。 …

姉妹サイト

トレーニングナビ
http://training-navi.net/
フィットネスかわら版
http://f-kawaraban.com/
骨と関節のしくみ
http://balance-conditioning.net/
パーソナルトレーナーになるには
https://traininginstructor.net

運営者情報


当サイトの編集長の佐藤伸一(さとうしんいち)です。
都内でトレーナーとして約20年活動し、その後、カイロプラクターとして約10年活動していました。
現在はフリーランスで活動していて主に健康や運動に関する情報を発信しています。

公式サイト:
https://shinichi-sato.info/

ページ上部へ戻る