縫工筋の筋力チェック
実施方法
- 患者さんを仰臥位にさせ、患側下肢の股関節を外旋、膝関節を屈曲したポジションで固定してもらいます。このとき術者は健側の足裏を術者の大腿部前面で固定し、両手で患者さんの患側の足首を把握します。
- 術者は患側下肢を自分の体に引き付けるように手前側に足を引っ張ります。
ワンポイント
このテストは座位で行うことも可能です。
患者さんがベッドの上を滑るようならベッドの両端を摑まらせる必要があります。
論考
この検査を左右両方で実施します。弱いと感じた側の縫工筋が弱化している可能性があります。
※通常、縫工筋が弱いと弱い側の腸骨がPI変位を起こしており、また膝が不安定になりやすくなります。このことをきっかけにX脚になってしまうこともままあります。
神経リンパ反射
- 臍から5cm上、中心線から左右2.5cm外方
- T11、12の椎弓板近く
臓器・腺
副腎