目次
第三腓骨筋の作用と役割(起始停止・神経支配・筋トレメニューなどを徹底解剖)
第三腓骨筋(だいさんひこつきん)とは長祉伸筋(ちょうししんきん)の外側を走行する小さな筋肉です。
第三腓骨筋は長腓骨筋、短腓骨筋などと共に足関節の外反を補助する作用を持ち、足関節の背屈動作にも関与する筋肉です。
英語名称
peroneus tertius muscle (ペロネァス・ターシャス・マッスル)
第三腓骨筋の解説
第三腓骨筋(だいさんひこつきん)は長腓骨筋(ちょうひこつきん)、短腓骨筋(たんひこつきん)と共に下腿の側面にある筋肉で主に足関節を外反させる作用を持ちます。(小指側を持ち上げる)
また、第三腓骨筋は長腓骨筋(ちょうひこつきん)の補助筋として足関節の底屈にも関与しています。
第三腓骨筋(だいさんひこつきん)は長祉伸筋(ちょうししんきん)の外側を走行する小さな筋で第三腓骨筋は長祉伸筋の一部の筋束が枝分かれして出来た筋です。
第三腓骨筋は先天的に欠損している方も多い筋肉で日本人の約5%はないと言われています。
この筋肉は足関節を背屈させるウエイトトレーニングで鍛えることができます。
またタオルギャザーと呼ばれる床の上においたタオルを足の指だけでたぐり寄せるエクササイズでも鍛えることができます。
第三腓骨筋は他動的に足と足関節を極端な内反及び底屈位にもっていくことでストレッチをすることができます。
起始
腓骨の下部前面
停止
第五中足骨底背面
第三腓骨筋の主な働き
第三腓骨筋を支配する神経
深腓骨(しんひこつ)神経(L4~S1)
日常生活動作
歩いたり、走ったりするときに足裏と地面が向き合うように補助します。
スポーツ動作
トレッキング、ビーチバレーなどのスポーツ動作に大きく貢献します。
関連する疾患
内反捻挫
代表的なウエイトトレーニングとストレッチ
【下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)・前脛骨筋・後脛骨筋・腓骨筋群(長腓骨筋・短腓骨筋)・足底筋・長母趾屈筋・長趾屈筋・長母趾伸筋・長趾伸筋】