大円筋の筋力チェック
実施方法
- 患者さんの患側上肢の手背が腰部にくるように手を後手で構えてもらい、最大限に肘を後方に引いてもらいます。
- 術者は空いてる手を使って、患側の肩関節を軽く前方から固定し、検査中、上体がぶれないようにします。
また、もう片方の手で患者の肘を後方から手を添えます。
- 術者は患者さんの頭方に向かって患側の肘に圧を加えます。
ワンポイント
このテストは腹臥位で行うことも可能です。
腹臥位で行う場合は測定する大円筋の反対側の肩を固定する必要があります。
術者は弧を描くように圧を加えるようにします。
論考
この検査を左右両方で実施します。
弱いと感じた側の大円筋が弱化している可能性があります。
※弱化側は通常、PI腸骨側にみられ、また、同側の広背筋も合わせて弱化していることが多いようです。
神経リンパ反射
- 第2~第3肋骨の間、鎖骨の下、胸骨の中線から約7cm
- T2~T3の横突起間
臓器・腺
脊柱