目次
胸棘筋の作用と役割(起始停止・神経支配・筋トレメニューなどを徹底解剖)
胸棘筋(きょうきょくきん)とは脊柱起立筋を構成している筋肉の一つです。
胸棘筋は頸棘筋(けいきょくきん)とともに脊柱起立筋の最も内側を走行する筋肉です。胸棘筋は主に胸椎・腰椎を反らす働きがあり、体幹を側屈させる作用もあります。
英語名称
spinalis thoracis muscle (スパイナリス・ソラシィス・マッスル)
胸棘筋の解説
胸棘筋(きょうきょく)は脊柱起立筋を構成している筋肉の一つで、頸棘筋(けいきょくきん)とともに脊柱起立筋の中で最も内側を走行する筋肉です。
胸棘筋は主に胸椎・腰椎を反らす働き(体幹の伸展動作)があり、体幹を側屈させる作用もあります。
胸棘筋は脊柱後面の中央にあるため、側屈作用の貢献度は比較的低い傾向にあります。
起始
第10胸椎~3(または2)腰椎の棘突起
停止
第2~8(または9)胸椎の棘突起
胸棘筋の主な働き
胸棘筋を支配する神経
脊髄神経後枝(C2~T10)
日常生活動作
姿勢保持だけでなく、かがんだ姿勢から上体を起こす動作に関与します。
スポーツ動作
あらゆるスポーツ動作に関与し、上半身を安定させる働きに大きく貢献します。
代表的なウエイトトレーニングとストレッチ
その他の腹部・腰部の筋肉
【腹直筋・腹斜筋群(外腹斜筋・内腹斜筋)・腸腰筋(腸骨筋・大腰筋・小腰筋)・腹横筋・腰方形筋・脊柱起立筋(胸腸肋筋・腰腸肋筋・胸最長筋・多裂筋)・横隔膜・下後鋸筋・骨盤底筋群】