股関節の働きと役割(外転・内転)

股関節の外転・内転とは

図のように側方に大腿部を挙上する動作を外転といいます。
股関節の外転に関わる代表的な筋肉として中臀筋小臀筋大腿筋膜張筋大臀筋などがあげられます。
これら外転に関わる筋肉はまとめて外転筋群とも呼ばれることもあります。
単に大腿部を側方に挙上させるだけでなく、骨盤の左右の安定性をはかる筋肉でもあります。
内転は外転された大腿部を下垂状態に戻すことをいいます。
内転に関わる代表的な筋肉として大内転筋長内転筋短内転筋恥骨筋薄筋などがあげられますが、これらの筋肉は外転筋の拮抗筋として片足で立ったときの左右のバランスをとる働きを担っています。

  • 直立姿勢に於いては抵抗が加えられていない限りは股関節の内転(0°まで)を引き起こすのはあくまでも重力です。
    このとき中臀筋、大腿筋膜張筋などはエクセントリックにまたはアイソメトリックに活動しています。

midashi股関節の外転・内転に関与する筋肉

外転:中臀筋小臀筋大腿筋膜張筋大臀筋
内転:内転筋群(大内転筋長内転筋短内転筋恥骨筋薄筋

midashi可動範囲

外転:0~45°
内転:0~20°

midashi主な運動、スポーツ動作

ヒップアダクションヒップアブダクション、スケート、サッカー、空手

関連記事

  1. 頚部の働きと役割(左回旋・右回旋)

  2. 頚部の働きと役割(左側屈・右側屈)

  3. 頚部の働きと役割(屈曲・伸展)

  4. 肩関節の働きと役割(屈曲・伸展)

  5. 肩関節の働きと役割(外転・内転)

  6. 肩関節の働きと役割(水平内転・水平外転)

全身の骨格筋

筋肉の基礎知識

姉妹サイト

トレーニングナビ
http://training-navi.net/
フィットネスかわら版
http://f-kawaraban.com/
骨と関節のしくみ
http://balance-conditioning.net/

運営者情報


当サイトの編集長の佐藤伸一(さとうしんいち)です。
都内でトレーナーとして約20年活動し、その後、カイロプラクターとして約10年活動していました。
現在はフリーランスで活動していて主に健康や運動に関する情報を発信しています。

公式サイト:
https://shinichi-sato.info/

KindleBookになりました。

canvas
canvas2_1
canvas3_1
previous arrow
next arrow